囲碁の世界へようこそ
囲碁は中国で発祥した歴史の長いボードゲームです。このページではわかりやすく囲碁のルールを解説し、コンピューターを相手に対局の練習も行うことができます。
ゲームの概要
囲碁では縦横に線がひかれたマス目状の盤を使います。プロの対局などは通常19路盤で行われますが、このルールの解説では5路盤を使います。
囲碁は二人で行うゲームであり、順番に黒石と白石を盤上に置いていきます。石は碁盤の線の交点に置き、先手は黒石を持つ対局者です。以下は対局の一例です。
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相手の石は囲むことによって取ることができます。石を取ることについては、のちほど詳しく説明します。
石を置く替わりにパスをすることもできます。二人の対局者が連続でパスをしたら対局終了となります。
最終結果の計算方法は、ルールによって多少変わりますが、この解説では一番わかりやすいルールを用います。 得点計算ルール:盤上に置いてある石を数え、多い方が勝ち 例えば、この盤面は黒と白がパスしたあとの終局時のものですが、白は14子、黒は7子盤上に残っています。それゆえこの対局は白の勝ちとなります。
石を取る
相手の石に隣接している交点をダメ、または自由点と呼び、全ての自由点を奪うことで相手の石を取ることができます。
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ナナメの交点は自由点として見なされません。対象とする石に隣接している、縦と横の交点だけが自由点となります。
相手の石の周りの縦、横すべて全ての自由点を囲めば石を取ることができます。
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同じ色の、縦または横に繋がった一連の石は、一つのかたまりとしてみなされます。このかたまりの石を、一つずつ囲むことは出来ませんが、このかたまり全体の自由点を奪うことによって、全ての石を取ることができます。 以下の図では、石のかたまりの取り方の例を紹介します:
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縦または横につながっている石のみ一つのかたまりとして見なされます。ナナメにある石はつながっていると見なされません。 黒が一つのかたまりを取る場合の例を紹介します:
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次はあなたの番です! 盤上をタップするかクリックすることによって石を置くことができます。最小の手数で全ての白石を取ってみてください!
着手禁止点
自分の石、もしくは石のかたまりの自由点がなくなってしまう場所には石を置くことができません。言葉ではわかりにくいと思いますので、例を見てみましょう。この局面では、黒はマークされている場所に自分の石を置くことができません。
ただし、石を置くことによって相手の石を取れ、その結果自由点が生まれる場合は石を置くことができます。例えば、以下の例は反則ではありません。
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もし黒が白石を取れなかったら、黒が石を置いた場所は着手禁止点でした。
最後のルールは「コウ」と呼ばれるものです。下の例をご覧ください。 まず黒が白石を取ります。次の番で、白はマークされた場所に石を置いて、先ほど置かれた黒石を取りたいのですが・・・
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マークされている場所に白が石を置くと、先ほど黒番が石を置く前とまったく同じ局面となってしまいます。ここでまた黒が同じ手を打って、さらに白が取り返して、と続くと同一局面が永遠とループしてしまうことになります。 このような、同一局面の連続を防ぐためのルールが「コウ」です。盤上の石の配置が、2手以内にまったく同じになってしまう場所に石を置くことは「コウ」のルールにより禁じられています。
さあ対局をしましょう!
これで囲碁のルールの解説は全てです。コンピューターを相手に練習対局をプレイしてみましょう!
初めは、コンピューターが少し強すぎると感じてしまうかもしれません。その場合は、置石と呼ぶハンデをつけて対局を始めることができます。 囲碁では、棋力の離れたプレイヤー同士が対局するハンデ戦の場合、弱いプレイヤーの色の石を対局開始前に置くことによって、互角の勝負となるよう調整します。
5路盤は狭いので、ゲーム進行の変化は限られています。ルールを理解し徐々に慣れてきたら、9路盤にチャレンジしてみましょう。
9路盤で対局しましょう
次のステップは?
- もっと囲碁について知りたい方は Sensei's Library
- オンライン対戦 他のプレイヤーと
- 囲碁クラブや碁会所などへ行ってみましょう
- あなたの端末に Crazy Stone をダウンロード